投資を始めたきっかけ
私が投資を始めたのは40代のときです。
派遣社員として手取り14万円、貯蓄はほぼゼロ。
年金もあてにならないと感じ、老後への不安は常に頭から離れませんでした。
そんなとき、YouTubeでたまたま目にしたNISAに関する動画が心を動かしました。
さらに、当時ベストセラーになっていた厚切りジェイソンさんの著書を読み、
「Why Japanese People!? 貯金だけなんてもったいない!」というメッセージに強く共感。
「このままではいけない」
そう思った私は、NISAに強い興味を持ち、知識ゼロの状態からYouTubeで投資やお金の勉強を始めました。
ちょうどその頃はコロナ禍で外出もできず、時間だけはありました。
そこで副業を始めることを決意。
副業収入を投資に回し、ジェイソンさんのアドバイスを参考にNISAでの投資をスタートしたのです。
投資の初期段階
投資を始めた時期は、コロナ禍による株価の大暴落の真っ最中でした。
ニュースでは「株価暴落」「世界経済の危機」という不安な言葉が飛び交っていましたが、
私は逆に「安く買えるチャンスかもしれない」と考えました。
最初は毎月2万円の積立から始めました。
もちろん不安はありましたが、副業で少しずつ収入が増えるたびに積立額を増やし、最終的には最大で月30万円まで投資できるように。
振り返れば、この「株価が低い時期に投資を始めたこと」と「副業で収入を増やせたこと」が資産形成を大きく加速させる要因になりました。
副業で収入を増やす
当時の私は、投資の種銭を増やすために副業をしました。
本業の派遣事務に加えて、在宅での副業。
正直、体力的にはきつい日もありましたが、「これは未来の自分への投資だ」と思うと頑張れました。
この副業収入をすべて投資に回したことで、短期間で積立額を大幅に増やせたのです。
資産形成のポイント
コロナ禍が明け、世界経済が回復に向かうにつれて株価も上昇。
私の資産も一気に増えていき、3年半で資産は2,700万円に到達しました。
その背景には、次の3つのポイントがありました。
- 収入を増やしたこと
副業で得たお金を全額投資に回せたことが大きいです。
生活費は本業の収入でまかない、副業分は手をつけませんでした。 - 節約習慣が自然についたこと
コロナ禍で外出や買い物の機会が減り、お金を使う習慣が減少。その分、投資に回せました。 - 株価回復の波に乗れたこと
暴落時に購入した資産が、その後の回復局面で大きく伸びました。
投資先の選び方
私がメインで選んだのは、厚切りジェイソンさんも推奨していた「楽天VTI」です。
これは米国株全体に分散投資できる投資信託で、1本で何千もの企業に投資できるのが魅力。
当時の私は個別株の知識がほとんどなかったため、「ほったらかしで運用できる」点が安心材料でした。
実際、このシンプルな選択が、ズボラな私でも長く続けられた理由の一つです。
これから始める人へ
投資は「いつ始めるか」が非常に重要だと、私はこの3年半で痛感しました。
暴落は怖いですが、振り返れば一番の買い時でもありました。
そして今すぐにでも始めることです。株価は長い歴史の中で右方あがりです。短期ではなく長期投資であれば増えていきます。
もしこれから投資を始めるなら、次の3ステップをおすすめします。
- まずは収入の一部を投資に回す仕組みを作る
- 副業や節約で投資額を増やす
- 値動きに一喜一憂せず、長期で続ける
投資を通じて、私は老後の不安を大きく減らすことができました。
ズボラで知識ゼロだった私でもできたのですから、あなたにも必ずできます。
大事なのは「一歩踏み出すこと」。
そして、その一歩を止めないことです。